大阪でチャットレディに確定申告は必要なの?~20万円以下の壁~
こんにちは!大阪のチャットレディプロダクション「CHANCE」です!!
ここ数年、コロナの影響で飲食店やナイトワークの仕事が激減し、収入の補填や新しい仕事としてチャットレディをはじめる女性が増えています。また、副業を許可している企業も増え、本業の合間を縫って好きな時間に働くことができるチャットレディに人気が高まっています。正社員やアルバイトは企業で「年末調整」を行い、1年間の所得を申告していますが、チャットレディは個人事業主にあたり、「確定申告」を自分で行わなければなりません。
今回は、チャットレディに確定申告が必要なのか?また、確定申告をしないとどうなるのかについて紹介します。
◆チャットレディに確定申告は必要なの?
「年間の所得が20万円以下」なら確定申告が必要ないと聞いたことはありませんか?これは、正社員やアルバイトとしてほかに給料をもらっている場合のみ該当します。つまり副業としてチャットレディをしている女性は、チャットレディの仕事での報酬が「年間の所得が20万円以下」の場合は確定申告をする必要はありません。
「年間の所得」=「年間の収入」ではありません。所得というのは収入から必要経費(チャットレディの場合は、光熱費・通信料・パソコン・カメラ・マイク・照明など)を差し引いた差金額のことです。例えば、年間の収入が30万円で、必要経費としてパソコンとマイクを新しく購入しその金額が12万だったとします。30万円から12万円を引くと18万円になります。所得が20万円以下になるので、この場合は確定申告が不要です。
チャットレディが本業の場合は「年間の所得が20万円以下」でも確定申告を行う必要があります。しかし、確定申告には「基礎控除」というものが存在します。「基礎控除」とはすべての納税者を対象に無条件で差し引く所得控除のことです。この「基礎控除」の金額は48万円になります。「年間の収入」から「基礎控除」と「必要経費」を引き、「年間の所得が20万円以下」であれば確定申告をしても税金を納める対象ではないことになります。つまり、「確定申告=税金を納める」というわけではありません。
◆確定申告をしないとどうなるの?
確定申告の対象なのに、期限内に確定申告を行わなかった場合、「無申告」になってしまいます。税務署から所得の申告をきちんと行っていませんと通達が自宅に届きます。その場合、税務署側もある程度の収入があることを調査し把握しています。
所得をごまかすことや、言い逃れするのはとても難しいです。税務署からの申告で過去数年分までさかのぼり確定申告を行う場合は、「無申告加算税」の対象になってしまいます。つまり、本来納めるべき税額+その課税に応じた罰金を支払うことになります。(納税額に対し50万円までは15%、50万円を超える部分は20%の税率をかけて算出した金額。)ただし、税務署から通達がある前に確定申告を行っていない過去分を申告した場合は、無申告加算税が5%減額になります。
税金が期限内に納付されなかった場合に「延滞全」が発生します。期限が過ぎてから申告を行うと、期限の翌日から確定申告をするまでの日数に応じて、利息として延滞税が課せられます。延滞税は7.3%(期間の翌日から2か月)~14.6%(2か月以降)となっており、期間が長くなるほど利息が高くなるので、なるべく早い段階で申告するようにしましょう。
◆確定申告はどうやって行うの?
納税の申告は毎年2月16日~3月15日で行っています。(個別申請で4月15日まで延長)
その年の1月1日から12月31日までの所得に対する税金などの計算し税務署に申告します。確定申告を行うことで税金が戻ってきたり、支払う税金が少なくなるケースもあります。
【確定申告の手続きに必要な物】
・確定申告書
・本人確認書類(マイナンバーカード)
・所得を明らかにできるもの(源泉徴収票など)
・銀行口座がわかるもの
・控除証明書(各種控除を受ける場合)
書類が揃ったら、国税庁のホームページに「確定申告等作成コーナー」というサイトがあり、必要事項を記入するだけで、確定申告書を作成できるようになっています。無料で確定申告ができるのが有難いです。作成した確定申告書はインターネット経由で税務署に送信もできますし、印刷して住んでいる地域の税務署に直接持参することも可能です。確定申告期間中は税務署が閉館している時間でも「時間外収集箱」へ投稿することもできます。
確定申告を初めてされる方には必要書類を集めたり、確定申告書のどこに記入するのか、分からないことが多く戸惑われると思います。ネットサーフィンをしながら進めることもできますが、時間もかかってしまうので、困ったときは税理士さんにお願いする方法もあります。費用は負担になりますが、記入漏れや間違いがなく正確に申告してくれるので、最後の手段として考えてみてください。
◆チャットレディの必要経費とは?
必要経費として支払うものが多ければ、所得が少なくなるので節税が可能になります。チャットレディが必要経費として計上できるのは以下の通りです。
・消耗品費(スマートフォン・パソコン・照明・マイク・カメラなど)
・美容費 (メイク用品・ウィッグ・コンタクトレンズなど)
・衣装費 (コスプレ・水着・その他チャットに使用するもの)
・通信費 (インターネット料金・スマートフォン代など)
・交際費 (会議等のカフェ代・打合せ時の費用)
・光熱費 (電気代・家賃など)
この必要経費は、チャットレディとして仕事上必要だった支出に限られます。個人的に使用するために購入したものは必要経費にはなりません。税務署に提出する際に、レシートや領収書が必要になるので捨てずに保管を心がけてください。税務署の方に提出したレシートや領収書について、なぜ購入したのか理由を聞かれることがあります。購入した訳を説明できるようにしておきましょう。
◆チャットレディをしていることが本業の職場にバレる可能性は?
最近は副業を許可している企業が増えてきていますが、正社員やアルバイトをしている職場で、チャットレディをしていることは知られたくないですよね?副業が本業の職場にバレてしまうのは「住民税」の金額が高くなってしまうからです。チャットレディの仕事で確定申告をすると、その情報が市役所や役場に伝わり、住民税の金額が決定します。その住民税の金額が会社に伝わり、副業がバレてしまうことになります。
実は副業していることがバレない方法があることを知っていますか?副業をバレないようにするには、確定申告書を税務署に提出する際に、住民税を自分で支払う「普通徴収」を選択することです。この「普通徴収」を選択しないと、会社側で住民税を給料から天引きする「特別徴収」になるので、前年より住民税の金額が上がってしまうと所得が増えたことに気づき、副業がバレてしまいます。
住民税の支払いを「普通徴収」にすることで、チャットレディの仕事をバレにくくすることはできますが、絶対にバレないとは言い切れません。年末調整などでバレてしまうケースもあります。副業がバレたくない場合は、所得を20万円以下にしましょう。しかし、企業のルールで副業が禁止されている場合は、副業がバレてしまうと解雇される可能性もあり、おすすめできません。
◆旦那さんの扶養から外れてしまうことはある?
チャットレディとしての報酬が増えてしまうと、旦那さんの扶養から外れてしまうことがあります。扶養から外れてしまうと税金が高くなってしまう場合があり気を付けなければなりません。扶養には2つの種類があるのでどちらに当てはまるかチェックしてみてください。
1つ目は、税金の扶養です。チャットレディとしての年間所得が48万円~133万円以下なら、旦那さんの所得を計算し、配偶者控除の38万円が適用されます。133万円を超えてしまうと控除の対象から外れてしまいます。
2つ目は、社会保険の扶養になります。チャットレディとしての年間所得が130万円を超えた場合、旦那さんが加入している社会保険(健康保険・厚生年金)の扶養から外れてしまいます。この場合、自分で国民健康保険や国民年金に加入し支払いを行わなければなりません。支払う金額も高くなってしまいます。
どちらの場合も、月の所得が10万円を超えてしまうと、扶養を外れてしまう可能性が高くなってしまうので、扶養を外れたくなければ気をつけて報酬を得るようにしましょう。
◆まとめ
今回は、チャットレディの確定申告について紹介しました。
チャットレディは働き方によって確定申告が必要になります。年間の所得を超えているのに無申告をしていると、バレたときに追加で税金を支払わなければなりません。そうなるとつらくなるのはチャットレディ自身です。確定申告はインターネットから申告ができるので税務署に行く必要はありません。また、旦那さんがいる方は、多く稼ぎすぎてしまうと扶養から外れてしまうこともあるので要注意です。
CHANCE大阪ではチャットレディ10年経験のスタッフも在籍しているので、チャットについて困っていることや不安に思うことがあれば、いつでも気軽に相談してくださいね♪多くのチャットレディが毎日楽しくチャットができるようにサポートしていきます!